最近、産後のママさんからいただく相談で多いのが「産後の背中の痛み」について。妊娠前や産前は感じたことのなかった背中の痛みが、産後になって急に発症し、毎日背中の痛みに悩まされているという方が多いようです。今回はその産後の背中の痛みについてお話していきたいと思います。
そもそも、なぜ産後になって急に背中の痛みが発症し始めたのでしょう？その原因はいくつか考えられます。
１．妊娠中の問題
一つ目は、妊娠中の姿勢の影響です。妊娠中は徐々にお腹が大きくなるとともに、その重さに対して姿勢が前傾気味になってしまいます。前傾姿勢が続くと腰や背中などの背面の筋肉が疲労したり、動かさないことによって血流が悪くなってしまったりして、それが背中の痛みにつながります。
２．筋力低下の問題
二つ目は、筋力低下の問題です。これは特に腹部や下半身に現れる問題ではありますが、背中などの背面にも十分に考えられる話です。妊娠～出産までの間、つわりなどの問題で食事が十分に取れなかったり、お腹が大きくなるにつれて体を動かす機会が大幅に減少してしまったりすると、筋力は低下してしまいます。筋力が低下した状態で先ほどのような前傾姿勢が続くと、背中の痛みはさらに出やすくなってしまいます。
３．育児の問題
三つ目は、育児の問題です。継続的な抱っこや授乳などで普段では考えられないほど姿勢が悪くなってしまいます。産後に産前より姿勢が良くなったと感じる方はほとんどいないと思いますが、それほどにほぼ全ての方が不良姿勢になり、さらにはそれが育児期間中ずっと続いてしまうのです。子供はどんどん大きくなり、それと同時に重たくなっていくため、体にかかる負担はさらに強くなります。育児には休暇はないため、体の疲労が取れるまで休むことすらできません。これが最も重大な問題と言っても過言ではありません。
産後の背中の痛みに対してできること
このように産後の背中の痛みは、段階を踏みつつ進行し、長期的かつ継続的な負担がかかるため、それ相応の対策を行わなければ、相当辛い育児期間を過ごすことになってしまいます。そんな辛い症状を改善していくために、次回は背中の痛みの対処法などをご紹介していきます。
たいよう整骨院 surf therapy
WSLジャパンレグに帯同し国内外のトッププロサーファーのケアを担当させて頂いた経験と自分自身もサーフィン歴20年以上の続けていることもあり、その経験を活かして治療の面からサーファーの方々がより良いサーフィンライフを送れるよう、少しでも手助けが出来ればという想い茅ヶ崎市に開業。
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